フォールガイ
『フォールガイ』は、“スタントマン”という縁の下のヒーローを主人公に据えた、骨太で汗と涙のアクションコメディ。スタントこそが映画の根幹という制作者の想いが散りばめられており、大迫力のアクションと心温まる人間ドラマの両立が魅力です。素直に映画が好きになる作品で、アクションやコメディ好きなら見逃せない一作です!
🎥監督・スタッフ
- 監督:デヴィッド・リーチ(『ジョン・ウィック』シリーズ、『デッドプール2』、『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』などで知られる)
- 脚本:ドリュー・ピアース(『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』等)
- 音楽:ドミニク・ルイス
登場人物・キャスト
- コルト・シーバース(スタントマン):ライアン・ゴズリング
- ジョディ・モレノ(監督・元恋人):エミリー・ブラント
- トム・ライダー(人気俳優):アーロン・テイラー=ジョンソン
- ガイル・メイヤー(プロデューサー):ハンナ・ワディングハム
- アルマ・ミラン(トムのアシスタント):ステファニー・スー
- ダン・タッカー(スタント仲間):ウィンストン・デューク
- イギー・スター(トムの共演者):テレサ・パーマー
あらすじ&ストーリー
一流のスタントマン・コルト(ゴズリング)は、大事故により一時引退。ただし、元恋人であるジョディ(ブラント)の初監督作の撮影中、主演俳優のトム(テイラー=ジョンソン)が突如失踪。ジョディからの助けを求められたコルトは、いまや“表の仕事”より大変な“裏の仕事”=トムの行方を追うことに。
ロスやシドニーなどを舞台に、華麗なカースタント、格闘、炎、水、転落…など、リアルかつアイコニックなアクションが満載。劇中映画『Metalstorm』の舞台裏というメタな構造と、俳優、製作陣、裏方への傾倒、そしてコルトとジョディの再燃する感情が、アクションだけでない厚いドラマを生む作品です。
見どころ
圧倒的スタントのリアルさ:高層からの落下や爆発はすべて実写。リーチ監督&スタントデザイナーのこだわりが際立つ。
ゴズリング×ブラントの化学反応:魅力的な共演で、スタントを背負った恋が自然と生き生きと蘇る
映画愛にあふれるメタ構造:スタントチームへの敬意と、映画製作の裏の世界を描く遊び心あるドラマ
笑って泣ける“愛され業界人”賛歌:浅はかなアクションではなく、多くの人々の支えがあってこその“映画”。練られた脚本でその温もりを描く
評価・興行成績など
- 興行収入は181百万ドル(予算約125–150百万ドル)。
- スタント業界への映画初の配慮として“Stunt Designer”クレジット導入など、産業的インパクトも注目。
- Disney+(Peacock)でも配信され、Action‐Romanceの良作として支持。