パリ、テキサス
『パリ、テキサス』(原題:Paris, Texas)は、ヴィム・ヴェンダース監督による1984年製作の西ドイツ・フランス合作映画で、1985年に日本で初公開されました。2025年1月には、4Kレストア版が「12ヶ月のシネマリレー 2024-2025」の一環として再上映され、再び注目を集めています。
作品情報
- 監督:ヴィム・ヴェンダース
- 脚本:サム・シェパード、L・M・キット・カーソン
- 製作:クリス・ジーヴァニッヒ、ドン・ゲスト
- 音楽:ライ・クーダー
- 撮影:ロビー・ミューラー
- 編集:ペーター・プルツィゴッダ
- 上映時間:146分
- 製作国:西ドイツ、フランス
- 言語:英語
- 配給:東北新社
- 日本公開日:1985年9月7日(初公開)、2025年1月3日(4Kレストア版)
主な登場人物・キャスト
- トラヴィス・ヘンダースン:ハリー・ディーン・スタントン
- ジェーン・ヘンダースン:ナスターシャ・キンスキー
- ウォルト・ヘンダースン:ディーン・ストックウェル
- アン・ヘンダースン:オーロール・クレマン
- ハンター・ヘンダースン:ハンター・カーソン
見どころ
- カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞:1984年の第37回カンヌ国際映画祭で最高賞を受賞し、国際的に高い評価を受けました。
- ライ・クーダーの音楽:スライドギターによる哀愁漂う音楽が、物語の雰囲気を一層引き立てています。
- ロードムービーとしての魅力:アメリカ南部の風景を背景に、主人公の内面の旅路が描かれています。
- 感情の再構築:ガラス越しの再会シーンなど、感情の再構築と人間関係の複雑さが丁寧に描かれています。