年少日記
映画『年少日記』(原題:Time Still Turns the Pages)は、2025年6月6日に日本公開された香港発のヒューマンドラマです。監督・脚本はニック・チェクが務め、彼の実体験や友人の出来事を基にしたデビュー作となっています。本作は、香港の競争社会における子どもたちのプレッシャーや家庭内暴力といった社会問題を繊細に描き出し、多くの映画祭で高い評価を受けました。
🎬 作品情報
- タイトル:年少日記
- 原題:Time Still Turns the Pages
- 公開日:2025年6月6日(日本)
- 監督・脚本:ニック・チェク
- 製作:イー・トンシン
- 上映時間:95分
- 製作国:香港
- 言語:広東語
- 配給:クロックワークス
- 公式サイト:https://klockworx.com/nensyonikki
主な登場人物・キャスト
- チェン先生(演:ロー・ジャンイップ):高校教師。生徒の遺書をきっかけに、自身の辛い過去と向き合うことになる。
- チェン・チーホン(演:ロナルド・チェン):チェン先生の父親で、厳格な弁護士。
- エリ・チェン(演:ショーン・ウォン):チェン先生の兄弟。
- シェリー(演:ハンナ・チャン):チェン先生の妻。
- ハイディ(演:ローザ・マリア・ヴェラスコ):チェン先生の母親。
ストーリー概要
高校教師のチェンが勤める学校で、自殺をほのめかす遺書が見つかる。その遺書には、「私はどうでもいい存在だ」と書かれており、これはチェン自身が幼少期の日記に綴った言葉と同じだった。遺書の主を探すうちに、チェンは封印していた自身の辛い過去を思い出す。厳格な弁護士である父のもとで育った兄弟。勉強もピアノも苦手な兄は、優秀な弟と比較され、体罰を受ける日々。家族からの疎外感を感じながら成長したチェンは、過去の記憶と向き合い、現在の生徒を救おうと奔走する。