野生の島のロズ
『野生の島のロズ』(原題:The Wild Robot)は、2025年2月7日に日本で公開されたドリームワークス・アニメーション制作の長編アニメーション映画です。監督は『リロ&スティッチ』や『ヒックとドラゴン』で知られるクリス・サンダースが務め、ピーター・ブラウンの児童文学『野生のロボット』を原作としています。本作は、ロボットと自然、そして家族の絆を描いた感動作として高い評価を受けています。
🎬 作品情報
- タイトル:野生の島のロズ
- 原題:The Wild Robot
- 公開日:2025年2月7日(日本)
- 上映時間:102分
- 監督・脚本:クリス・サンダース
- 原作:ピーター・ブラウン『野生のロボット』
- 音楽:クリス・バワーズ
- 製作:ジェフ・ハーマン
- 製作総指揮:ディーン・デュボア
- 配給:東宝東和/ギャガ
- ジャンル:アニメーション、ファンタジー、アドベンチャー
- レーティング:G(一般向け)
主なキャスト
英語版
- ロズ(ROZZUM 7134):ルピタ・ニョンゴ
- チャッカリ(Fink):ペドロ・パスカル
- キラリ(Brightbill):キット・コナー(成鳥)、ブーン・ストーム(ひな鳥)
- ピンクシッポ(Pinktail):キャサリン・オハラ
- クビナガ(Longneck):ビル・ナイ
- ヴォントラ(Vontra):ステファニー・スー
- ソーン(Thorn):マーク・ハミル
- パドラー(Paddler):マット・ベリー
- サンダーボルト(Thunderbolt):ヴィング・レイムス
日本語吹替版
- ロズ:綾瀬はるか
- チャッカリ:柄本佑
- キラリ:鈴木福(成鳥)、濱﨑司(ひな鳥)
- ピンクシッポ:いとうまい子
- クビナガ:千葉繁
- ヴォントラ:種﨑敦美
- ソーン:田中美央
- パドラー:山本高広
- サンダーボルト:滝知史
- 雁の仲間たち:近藤春菜、箕輪はるか(ハリセンボン)
ストーリー概要
最新型アシストロボット「ロズ(ROZZUM 7134)」は、輸送中の事故により無人島に漂着し、偶然のきっかけで起動します。都市生活向けにプログラムされたロズは、自然環境に適応できず戸惑いますが、島の動物たちの行動や言葉を学びながら次第に順応していきます。ある日、雁の卵を見つけたロズは、それを孵化させたひな鳥を「キラリ」と名付け、育てることになります。キツネのチャッカリやオポッサムのピンクシッポの助けを借りながら、ロズは母親としての役割を果たす中で、次第に「心」が芽生えていきます。
ロズの優しさに触れ、当初は彼女を怪物として拒絶していた動物たちも、次第に彼女を受け入れ、島の“家族”として絆を深めていきます。しかし、キラリが渡り鳥として巣立ち、厳しい冬を越えた頃、ロズを回収しようとするロボットが島に現れます。築いてきた絆を守るため、ロズと動物たちは島の存亡をかけた戦いに挑むことになります。
受賞・評価
- 第97回アカデミー賞:長編アニメーション賞、作曲賞、音響賞の3部門にノミネート
- 第52回アニー賞:長編作品賞、監督賞など9部門を受賞