JUNK WORLD
映画『JUNK WORLD』についてご紹介いたします。
? 基本情報・スタッフ
- タイトル:JUNK WORLD
- 監督・脚本・撮影・編集・照明:堀 貴秀(Takahide Hori)
- 配給:アニプレックス
- 公開日:2025年6月13日(日本)
- 上映時間:104~105分(情報源により若干異なる)
- ジャンル:SFストップモーション・アニメーション
本作は、2017年公開のストップモーション映画『JUNK HEAD』に続く“JUNKシリーズ”の第2作目で、前作より約1,042年前の地下世界を舞台にした前日譚です
? 登場人物・キャスト
主要キャラクターは以下の通りです:
- トリス(女性隊長・人間チームのリーダー)
- ダンテ(マリガン(人工生命体)のクローン原型・マリガンチーム編成者)
- ロビン(トリスの護衛ロボット)
また、地下世界では「ギュラ教」というマリガンのカルト集団が登場し、調査チームを襲撃します
ストーリー概要
- 時代背景:人類は地下開発のために人工生命体「マリガン」を創造したが、やがて彼らはクローンを増やして反乱。その結果、人類は地上へ戻り、地下世界はマリガンが支配する社会に変貌した。
- 物語:地下世界に異変が発生し、人間とマリガンの混成調査チームが派遣される。女性隊長トリス率いる人間チームと、クローン元のダンテが率いるマリガンチームは地下都市「カープバール」へ向かう途中、カルト教団「ギュラ教」に襲撃される。
- クライマックス:トリスを護衛するロボット・ロビンは、次元に「歪み」を見つけ出し、その異変を止めるため次元超越作戦を決行する。
制作背景・特徴
- 監督の堀氏はストップモーションをほぼ1人で手がける実力派クリエイターで、本作も3年をかけて制作された。
- 第1作『JUNK HEAD』は国際映画祭で高い評価を受け、ギレルモ・デル・トロ監督も絶賛。その続編である本作も国内外から注目を集めています。
- アナログな手法によるストップモーションの緻密な造形と、SFダークファンタジーが融合した作品世界は唯一無二です。
総評
『JUNK WORLD』は、独立系ストップモーション映画の金字塔とも言える『JUNK HEAD』の前日譚として制作され、地上と地下の境界を越えたスケールで描かれるSFアドベンチャーです。
- 地下社会の構築とカルト的宗教勢力との対立
- ロボットと人間の交流を軸にしたドラマ
- 手作業による映像美と制作への情熱
など、ストップモーションファンのみならず、SFやアニメ、手作り映画好きの方にも強くおすすめできる作品です。